犬の爪切りが大キライと思う気持ちは変えられる! ②
愛犬が爪切りを嫌がった時、あなたはどうしますか??
『少しで終わるから、頑張って!!』
これ、よく聞くフレーズです(^ ^)
実は私も昔はよーく言ってました💦
今まで私たちトリマーは、どちらかというとグルーミングという仕事を『その時』完了させることに重点を置いて考えることが多かったです。
私もそのうちの1人でした。
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当たり前に"完了させるやり方"をしていた時、
受講したセミナーで、犬の気持ちに寄り添う考え方を学んだのです。
そのセミナーをキッカケに、今までのグルーミングに対する概念が大きく変わり、やり方も変えました。
犬の気持ちに気付くことができたことが、一番の変化でした。
本当に少し考え方が変わっただけなんです。
でも、その少しがとても大切なことでした。
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"やらなきゃいけない"という使命に囚われるのではなく、
その子が今どう感じていて、どうしてそういう気持ちになるのか?
そのやり方を続けることは、その子にとってどうなのか?
犬の【心】を感じ、【原因】を探り、【褒める】ことを必ずします。
ちゃんと目を見てアイコンタクトを取りながら、
できたことを喜び、頑張る姿を応援する。
やり方だって、1匹1匹違います。
その子の嫌なポイント、原因、接し方や、過去の経験、全てが今の【気持ち】に繋がっているのです。
だから、よく出てくるコレ。
ここに書かれていることは、
一つの知識としては良いと思いますが、
ただこれをその通りにやろうとするだけでは危険です!
犬は嫌がるので、無理やり抑えてバトルになり、
動くから狙いが定まらずに出血させてしまい、
痛い思いをした犬は次回から更に暴れる。
血を出さなくても、犬が動けないように押さえつける事が、嫌につながることもよくある事です。
頑張ろうとすると、悪循環になり悪化させてしまうことも(>人<;)
本当は、犬にとってもご家族にお手入れしてもらえるのが一番安心!
だけど、やり方によっては知らず知らずのうちに犬を追い詰めてしまうこともあるので、
まずは愛犬と一緒に楽しめることだけをやってみましょう^o^
今回のタイトルは、
【犬の爪切りが大キライと思う気持ちは変えられる! 】
ですが、その前に大切なことは、
【人の爪切りを何とかやらなければ、という気持ちは変えられる!】
だと思います。
犬の気持ちを優先して無理をしないことは、
時間がかかります。
1度でも押さえつけてしまえば出来るけども、
私はこの先のその子の一生も考えると、
気持ちを優先したいと思います。
月一回のことだから我慢させるのではなく、
一生のことだから安心してお手入れさせてもらえるラブグルーミング❤︎
グルーミングは毛や皮膚のケアのことですが、
心のケアも大切にしています!
犬の気持ちを感じてもらうことで、
よりいっそう愛犬が愛おしくなる✨
飼い主さんと犬を繋ぐ優しいグルーミングを、
たくさんの方にお届けしたいです❤︎
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